大洪水の起きた世界で生き延びるゲーム「The Flame in the Flood」が良過ぎる
こんばんは。茶原です。
今日はゲームの話。
「The Flame in the Flood(ザ・フレイム・イン・ザ・フラッド)」。
Switch版で遊びました。
これがね〜〜〜〜もう、めちゃくちゃ良かったです。
大洪水に見舞われ荒廃した世界で、もう他に生き残っている人はいないと思っている主人公の少女の元に、ある日リュックを咥えた犬が現れるんですね。
その中には無線機が入っていて、微かに無線信号を受信している。
主人公はこの世界にまだ生きている人がいるかも…!?
という望みを持って旅に出る、というのが物語の始まりです。
デザイン・アートワークは美しくもうら淋しい印象で、主人公の少女も見慣れないうちは怖く感じます。
ゲームは川を下るパートと、
飛び地になった陸地を探索するパートに分かれています。
基本操作は
- 川を下る
- 上陸して素材を集める
- 道具や食料を作る
- イカダを強化する
- 野生動物と戦う
大体この5つです。
野生動物が本当に容赦ない。
お供の犬の他は、基本的に人間に会うことはなく、ごく稀にその島に住んでいる生存者に出会います。運が良ければ物物交換ができたりします。
各人キャラデザが尖ってて良過ぎる…。
そうそう、やってみてちょっとびっくりしたのですが、
このゲーム川を下っているので、戻ることができないんですよね。
横スクロールでも戻れたりするので、本当に戻れないゲームってシューティングとか落ちていく系なので、サバイバルで一方通行はかなり新鮮に感じました。
身ひとつの旅で、リュック、イカダに多少の道具や食料は積めるものの、
水も食事も必要な上、
傷病や骨折からの感染、失血、毒、
脱水や飢餓、疲労など、あらゆることが生命を蝕んできます。
川下りは一方通行で、上陸したとて良いものが落ちているとは限らないため、
手に入れられるときに適切なものを手にしたい、
けれど持っていけるものには限界がある、というジレンマが常に付きまといます。
なのでこのゲームをやった後しばらくは「インベントリは大事」という思想に取り憑かれます。
元がPCゲームで、対象プレイヤー年齢を想定しているのか、サバイバル感の演出のためか、親切なヘルプ機能などはあまりありません。
なので、これはこれを表すゲージ、この状態にはこのアイテムで対処する、などを覚えるまで、何度も何度も死んでしまうことになります。
序盤はかなり辛いのですが、なんとか諦めずに進み続けると、「楽し〜〜〜い!」と思える瞬間がくる、そんなゲームです。
できなかったこと、できたら良いと思っていたこと、たまたまうまくいったこと、
そうした小さな歓びを掻き集め、無線の音を頼りに川を降り続けます。
サバイバルゲーム(バトルロイヤルではなく、見知らぬ島等に身ひとつで放り出されて、収集とクラフトで切り抜けていくゲーム)が好きなのですが、
こちらはゲーム内容はさることながら、クリア感が最高でした…。
色々なことができるようになって、メインストーリーを程よく忘れ、あ、そうか旅の終わり(無線通信を辿ったその結末)があるのか…!
と思った頃に現れる衝撃のラスト。
映画の一幕のようで、制作陣に拍手を送りたいほどです。
そこまではなかなかな道のりなのですが、是非自力で辿り着いてエンディングを迎えて欲しいです。
PCダウンロード版、Switch版があるようなので、気になった方は是非遊んでみてください。
【TEYON JAPAN公式】
https://teyon.jp/games/the-flame-in-the-flood/
オルタナティブ・カントリーミュージックもこのゲームの良過ぎポイントです。
“旅”感がすごい。
書いていたらまたやりたくなってきました。
ではまた。
2022.6.2.茶原